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2017年3月14日火曜日

ナイハンチの要点

写真1~5は右へ歩いて手刀受けする部分である。
まず、腰(重心)を右に移しつつ、両膝の力を少し抜き、途中足(左右の足)が一瞬も居着くことなく、右側へ体を進めると共に、その動きを利用して右手刀を振り出すようにする。
そして、何か障害物が迫ってくるのを、体全体で支える(受動筋力による)フィーリングで着地と同時に手刀受け(手首部分で)する。

次の左肘打ちは、写真6~8のように腰を切りもどすつもりで行う。
したがって、写真7(肘打ちを止めた姿)では右腰のストッパーとしての働き(腰の力を抜かぬこと)を維持し、次の構え(写真8)に自然ともどること(一調子となるよう)。

写真9~13の連続4挙動はいうまでもなく、腰の切りもどしを確実に行う練習である。
これが小さく鋭くできることが、連続技の上達に直結する。
手腕・肩の脱力に注意すること。

写真14~16の波返し(手技は省略)とは、正中線を維持しつつ浮き身を体得するための動作であり、ナイハンチの形のハイライトとなる重要な鍛錬法である。
浮き身の体得にあたっては、その他の鍛錬法も行うことが必要である。
なぜなら人は個性により、技の入り口が異なるからである(応用編)。

写真17~20の相手を引き込んで肘打ちする意味は、むしろ相手に引き込まれたとき、これを利用して受動筋力により、体を固めて次に浮き身にて打つフィーリングで行う。
姿勢を保ち、次の場面に備える格闘技の常法である。


以上『武道空手 ハンドブック 基本編<後編>』より引用。
※当流の形は当流の母体流儀である和道流空手術(柔術拳法)の形を基に構成しております。

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