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2018年6月22日金曜日

セイシャンの要点

写真96~99のように受け手(第十一挙動~第十三挙動の基本となる)は、左拳が右体側に、左肘は正中面上にそなえ、左拳を引くように返す(左体側へ)と同時に左肘も左体側に引くこと。
つまり、肘を固定して拳を返さないよう(ワイパー運動)、相手の突きを引き込むように流し受けする。

写真100~104のように寄り足も(後足の着地と外受けとが同じタイミングで極まるよう)、外受けもすべて転体と転位につれて極まること。
例えば、右外受けと左逆突きは、平安五段の第一挙動~第二挙動と同じように居着くことなく、また次に腰の切りもどしにより右前手突きが極まる。
すべて体で力まず、外受けから流れるように左右の連突きを行うこと。
セイシャンのなかで最も大事なハイライトといえる部分である。

蹴りから下段への順突きの突っ込みの際、左肩を十分にリラックスさせておき、突く直前に肩が走って正中面突きとなる(写真105~108参照)。

浮き身により、正中線の位置を変えず、三日月蹴りから右逆突きをスムーズに行う(写真109~112参照)。
正中線の保持が最も難しく、非常に大事な浮き身の練習法(試し)である。


以上『武道空手ハンドブック<応用編Ⅱ>』より引用
※当流の形は当流の母体流儀 和道流空手術(柔術拳法)の形を基に構成しております。


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