陸上男子100メートルで日本新記録を樹立した山県亮太選手は、地面に足が接地する時間を短くするため、熱い鉄板の上を走るイメージを持つそうです。
本人曰く「熱いと思って走ったら、一瞬で離す。そうすれば地面に足を残さずに走れる」とのこと。
また快挙達成時には、「足が回転に追いつかない感覚があった。最後の方はふわふわしていた」とも言っておられたようです。
これらの言葉からは「居着かぬ足捌き」の要訣と、そのフィーリングに非常に近いものを感じます。
私の場合、居着かぬ足捌きの補助的鍛錬法「極超短距離走」(歩み足を間髪入れずに3~4歩行う)をする際に、水上を走るイメージを持ちます。
一方の足を水上に置き、その足が水中に没する一瞬前にもう一方の足を更に一歩進めて水上に置き……これを連続することで水上走行ができるといった理屈です。
無論、この通りに実践することは不可能ですが、居着かぬ足捌きを会得する上で、有用なイメージといえます。
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