そのため、初めの外受けは肩を始動源とし、顔面近くを曲線的に払い、そのままスムーズに脇に引く。
手腕の力は極力使用しないこと。
※本来は受けから間髪をいれず突きますが動画では分かりやすくするため若干の間を置いています。
第8挙動は、手腕(肩も)を十分脱力して、身体から先に動くよう努める。
第11挙動の突きは、腰から背中を通じて肩へ伝えられた力を十分留めて行う。
大変難しい技術であるが突きのフィーリングを体感できれば咄嵯の突き技が大変上達する。
短打、ゼロインチパンチの基本でもある。
第19挙動の外受けは、体と腰の力で脱力した手腕を顔の近くで小さく鋭く振り出すようにする。
最終挙動の下段払いは体を後ろに倒しつつ静かに行うこと。
このように、平安五段の主旨は手腕(肩)の脱力にあるから、初めから慎重に練習すれば武道空手の上達にとって、大変優れた形といえる。
以上『武道空手 ハンドブック 基本編<中編>』より引用。
※当流の形は当流の母体流儀である和道流空手術(柔術拳法)の形を基に構成しております。
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