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2017年9月14日木曜日

本部朝基


当ブログの読者の大半は本部朝基をご存知のことと思われます。
私が本部朝基を知ったきっかけは『空手の理』(福昌堂)でした。
同書には"本部朝基はナイハンチを最も重視していたといわれ、その影響を強く受けたのが大塚博紀先生であり和道空手は揚心流柔術とナイハンチが中核となっているといっても過言ではない"と記されていたので本部朝基と彼のナイハンチに興味を抱きましたが詳細については触れていなかったため、この時点では謎の空手家でした。
その後『秘伝古流武術vol.6』(BABジャパン)に本部朝基に関する記事が掲載され更に『琉球拳法空手術達人 本部朝基正伝』『日本傅流兵法本部拳法』(壮神社)が相次いで出版されたことにより彼の技や人物像を知ることができました。

『本部朝基正伝』に収録されている“本部朝基語録”には数多の実戦を経験した者ならではの重みと説得力があります。

なお国立国会図書館デジタルコレクションには『日本傅流兵法本部拳法』に収録されている『沖縄拳法 唐手術 組手編』がアップされています。


本部朝基の高弟だった山田辰雄師範は当身の要点として「身体を一直線に突っ張るようにしなきゃ力は出ない」と仰っていたようですが、これは受動筋力を最大限に発揮するための姿勢に関する説明ではないかと思われます。

余談ですが柳川昌弘先生の学生時代に山田辰雄師範が一度だけ空手部に来られたこと(稽古を見ているだけで指導は一切されなかったようです)があるそうですが柳川先生は、その日は不在だったとのことです。

《参考》
当流でいうところの天王山を制しながらのクロス・カウンター



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